くるり
「みなさんこんにちは、くるりです」という岸田繁（Vo・G）の言葉、そして“Morning Paper”の一発目のギター・サウンドで、横浜アリーナがくるりの音空間へと塗り替わる。自らも地元・京都で音楽フェス『京都音楽博覧会』を主催するくるり、『NANO-MUGEN FES.』初出演がいよいよ実現！山本幹宗（G）＆福田洋子（Dr）とともに5人編成で磨き上げた極上のアンサンブルが、ファンファン（Tp・Key・Cho）のトランペットの旋律が、福音のようにフロアに降り注ぐ。さらに続けて、“WORLD’S END SUPERNOVA”のタイトなビートと絡み合うメランコリックなメロディを、岸田＆佐藤征史（B・Cho）＆ファンファンのコーラスが切なくも美しく咲き誇らせていく。
「横浜アリーナっていうことで、新曲2曲ぐらいやるんで。誰も知らん……あ、でも1曲『NANO-MUGEN』コンピに入ってるやつをやります。その後、変な曲を(笑)」という岸田の言葉に続いて、穏やかな包容力に満ちた“loveless”、さらに岸田のエレクトリック・シタール＆「ヨイショ！」の合いの手が複雑な曲展開と一体となって制御不能なポップ感を描き出す“Liberty & Gravity”を披露。アリーナを刻一刻とくるりワールドの奥深くへと導いてみせる。
岸田「いつもはメガネがズレないように、メガネバンドってのをしてるんですけど、今日はしてないんで」
佐藤「それは『メガネ飛ばしていこう！』っていう気合いの表れ？」
岸田「ゴッチのほうがメガネはカッコいいけど、俺のほうが目が悪い！」
佐藤「何の自慢ですか(笑)」
そんなトークで会場を和ませつつ、“ばらの花”“虹”を日本ロック史上に残る名曲を次々に演奏していく5人。「また呼んでください！ この素敵なフェスのために集まってきてくれたみなさんと、またお会いしたいので」と最後に響かせたのは“東京”！ 5人で一礼する姿を称える拍手と歓声がいつまでも続いていた。
■7月12日
- 01．Morning Paper
- 02．WORLD’S END SUPERNOVA
- 03．loveless
- 04．Liberty & Gravity
- 05．ばらの花
- 06．虹
- 07．東京
1F
- ASIAN KUNG-FU GENERATION [JP]
- the chef cooks me [JP]
- グッドモーニングアメリカ[JP]
- the HIATUS [JP]
- It's A Musical [DE&SE]
- KANA-BOON [JP]
- LOSTAGE [JP]
- NICO Touches the Walls(Acoustic) [JP]
- OWL CITY [US]
- くるり [JP]
- The Rentals [US]
- ストレイテナー [JP]
- TEGAN AND SARA [CA]
- 東京スカパラダイスオーケストラ [JP]
- ユニコーン [JP]
- THE YOUNG PUNX
(with special guests RedNPink) [UK]