LOSTAGE
『NANO-MUGEN FES. 2014』1日目・後半戦の口火を切ったのは、「SIDE STAGE」に登場した奈良の精鋭・LOSTAGE。『NANO-MUGEN COMPILATION 2014』にも収められていた、8月6日リリースのニューアルバム『Guitar』収録曲=“Flowers / 路傍の花”でいきなりアリーな狭しと響かせた、およそ3ピース・ロックで鳴らし得る究極形のような轟音美。微塵の淀みも揺らぎもなく、聴く者すべてを奮い立たせるように決然と響くそのサウンドスケープが、横浜アリーナの広大な空間を震撼させていく。そのまま『Guitar』からもう1曲“Nowhere / どこでもない”を立て続けに披露、「奈良から来ましたLOSTAGEといいます。よろしくお願いします」という五味岳久(Vo・G)の短い挨拶を経て、“SURRENDER”では五味拓人(G)のギターが凛とした音像を繰り広げ、身体が震えるような音圧とレゲエのビートが絡み合う“楽園”へ流れ込む。心地好い衝撃波のようなその音の魔法に誰もがステージを凝視しながら身を委ねている。
「ロック・バンドをやるっていうことで、できればこう、人に頭下げたりとかせずになんとかやっていきたいなと思っているんですけど……」と五味兄。「今日はASIAN KUNG-FU GENERATIONと、あと今日のイベントを作り上げたスタッフとか、アルバイトの人とかいっぱいいると思いますけども、こういう時間を作っていただいて、本当に感謝してます。ありがとうございます」と一礼するその姿に、熱い拍手が湧き起こる。「8月の頭にアルバムを出して、そのツアーでまた横浜にも来たりしますので。どこかで機会があれば、ぜひ僕らの音楽を聴いていただきたいと思います」という言葉とともに、疾走ナンバー“BLUE”、さらに新作曲“Good Luck / 美しき敗北者達”を畳み掛け、痺れるような余韻と熱い感激を、横浜アリーナに確かに残していった。
■7月12日
- 01.Flowers / 路傍の花
- 02.Nowhere / どこでもない
- 03.SURRENDER
- 04.楽園
- 05.BLUE
- 06.Good Luck / 美しき敗北者達
1F
- ASIAN KUNG-FU GENERATION [JP]
- the chef cooks me [JP]
- グッドモーニングアメリカ[JP]
- the HIATUS [JP]
- It's A Musical [DE&SE]
- KANA-BOON [JP]
- LOSTAGE [JP]
- NICO Touches the Walls(Acoustic) [JP]
- OWL CITY [US]
- くるり [JP]
- The Rentals [US]
- ストレイテナー [JP]
- TEGAN AND SARA [CA]
- 東京スカパラダイスオーケストラ [JP]
- ユニコーン [JP]
- THE YOUNG PUNX
(with special guests RedNPink) [UK]