グッドモーニングアメリカ
「MAIN STAGE」下手（向かって左）の「SIDE STAGE」……からだいぶハミ出したところに立つブルース・リー姿の男。甲高い声ではちきれっ放しの情熱を振り撒くその人はもちろんグッドモーニングアメリカ・たなしん（B・Cho）。一瞬でパンツ一丁スタイルに早変わりしたたなしん、満場の「3、2、1……」「ファイヤー！」コール＆レスポンスを巻き起こしたところから“空ばかり見ていた”へ突入！ 金廣真悟（Vo・G）の絶唱とエモーショナルなバンド・アンサンブルが、観る者すべてを燃え盛るロックの渦へと巻き込んでいく。さらに“キャッチアンドリリース”で会場の温度をさらに高めたところへ、アグレッシヴなビートと挑戦的な言葉と歌がデッドヒートを繰り広げるような“アブラカタブラ”投下！ 全細胞がざわつくようなロックの焦燥感と、抑え難い高揚感が、アリーナを濃密に満たしていく。
「このステージに立てて本当に嬉しいです！」と渡邊幸一（G・Cho）。「実は僕らも、仲間を集めてコンピレーション・アルバムを出して、フェスをやらしてもらってるんですけど。これほど歴史があって、バンド主宰で、これほどの規模でできるっていうのは、ほんとにたくさんのことを見習いたいし。僕らとみんなをつなぐきっかけを作ってくれたアジカンのみなさん、本当にありがとうございます」という言葉に、熱い拍手が湧き起こる。
「グッドモーニングアメリカのコンセプトは、『開いていく』『届けていく』、このふたつです。今、目の前にいるみんなに、開いて、届けていくんで！」という渡邊の宣誓から、“拝啓、ツラツストラ”を歌い上げる金廣の声に高らかなシンガロングが巻き起こり、多幸感のカタマリのような“イチ、ニッ、サンでジャンプ”に応えて「1」「2」「3」とオーディエンスの頭上にフィンガーサインが高々と掲げられていく。最後は“未来へのスパイラル”でエモーショナルなロックの風景を描き出して終了！ 『NANO-MUGEN』の歴史にその足跡を堂々と刻んでみせた。
■7月12日
- 01．空ばかり見ていた
- 02．キャッチアンドリリース
- 03．アブラカタブラ
- 04．拝啓、ツラツストラ
- 05．イチ、ニッ、サンでジャンプ
- 06．未来へのスパイラル
1F
- ASIAN KUNG-FU GENERATION [JP]
- the chef cooks me [JP]
- グッドモーニングアメリカ[JP]
- the HIATUS [JP]
- It's A Musical [DE&SE]
- KANA-BOON [JP]
- LOSTAGE [JP]
- NICO Touches the Walls(Acoustic) [JP]
- OWL CITY [US]
- くるり [JP]
- The Rentals [US]
- ストレイテナー [JP]
- TEGAN AND SARA [CA]
- 東京スカパラダイスオーケストラ [JP]
- ユニコーン [JP]
- THE YOUNG PUNX
(with special guests RedNPink) [UK]