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ストレイテナー [JP]

report

昨日のthe HIATUS同様、入場規制ブロック続出の中、前回=2009年には1日目のヘッドライナーを務めたストレイテナーが登場。オン・ステージするなりドラムセットに立ち上がるシンペイ、その燃えるような気迫! そして1曲目から“VANISH”でアリーナを揺らしながらオーディエンスのハートに一斉点火!……したところに、“KILLER TUNE[Natural Born Killer Tune Mix]”で会場激震! 強烈なダンス・ビートにミステリアスな色合いを与えていく、大山のギター・ソロ! もう1曲“PLAY THE STAR GUITAR”を畳み掛けて巨大なシンガロングの輪を描き出す頃には、むせ返るほどの熱気がアリーナに立ち込めている。「『NANO-MUGEN FES.』へようこそ! 俺たちストレイテナーっていいます。よろしくお願いします!」というホリエの言葉を挟んで“Man-like Creatures”へ。ギターの轟音とホリエのシンセ・サウンドが、ダイヤモンド粒子の激流に脳細胞を研磨されるような、しびれるくらいの高揚感を生んでいく。惑星直列級の衝撃と輝度に満ちた“VANDALISM”! 体感速度的には倍速以上の爆走感で鳴らされた“BERSERKER TUNE”! 「もう『NANO-MUGEN FES.』は、俺たちのホームなので。去年は呼ばれなかったけどね……突っ込まれなかったから言うけど、去年はなかったからね!」(ホリエ) 「でも、俺たちの知らないところでひっそりやってたりしたらどうしよう?と思った(笑)」(シンペイ)という言葉からも、アジカンと切磋琢磨しながらシーンを切り開いてきた盟友同士ならではの充実感が漂う。ゴッチが好きな曲を」と“CLARITY”、そして最新シングル曲“羊の群れは丘を登る”の、圧倒的な剛性としなやかさを兼ね備えたアンサンブルを連射! 「ドラム・ナカヤマシンペイ、ベース・ひなっち、ギター・OJ、ヴォーカル・ホリエアツシ。ストレイテナーでした!」というホリエのコールから、最後は“Melodic Storm”で、満場のオーディエンスのエモーションをロックの彼方へと導いていく! 肩を組んで一礼する4人に、誰もが熱烈な歓声で応えていた。

■7月17日
  • 01.VANISH
  • 02.KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]
  • 03.PLAY THE STAR GUITAR
  • 04.Man-like Creatures
  • 05.VANDALISM
  • 06.BERSERKER TUNE
  • 07.CLARITY
  • 08.羊の群れは丘を登る
  • 09.Melodic Storm
文/高橋智樹 | 写真/TEPPEI