重厚に響き渡るDJ・熊井吾郎のトラックの中、巨大なステージ中央に堂々と立つ男は初登場・KREVA! 『NANO-MUGEN』とKREVAの取り合わせは今までになかった新鮮さで……などと思う間もなく、「そろそろやるか!」とひと声かけると、《ふざけんじゃねぇ こりゃ完全腐ってる あぁ うぜぇ うざってぇ》の挑戦的なフレーズを横アリ狭しと響き渡らせていく。“基準”だ。マシンガンのように鼓膜に飛び込んでくるパワフルなライム。《音楽発明所つくり 起こすぜ革命を》(“ストロングスタイル”)、《これから先も時代をつなぐ 志持ったお友達超えた存在よ 調子はどうだ?》(“成功”)……音楽を通して時代を変えようとする冒険心・闘争精神と、それをこの場に集まった1人1人と手を携えて成し遂げようとする連帯感。文字通りのストロングスタイルでもってKREVAが畳み掛けていく言葉の数々に通底する想いはまさに、『NANO-MUGEN』のそれと地続きなものであるーーとオーディエンスが実感するまで、あっという間だった。「紹介するぜ、SONOMI!」というコールに導かれて、ゲスト・ヴォーカル=SONOMIが登場! “ひとりじゃないのよ”のメロウなメロディや“NO NO NO”のポップでエッジィなアンサンブルを、KREVA&SONOMIの掛け合いやハーモニーでひときわカラフルに輝かせていく。
「せっかくフェスに来たんだから、一緒に歌を作りませんか! ジャパネットたかたぐらい丁寧に教えますから!(笑)」と、オーディエンスを“OH YEAH”のコール&レスポンスへぐいぐい巻き込んで、無上の高揚感を生み出していく。「今度は手を振ってみよう!」と“Have a nice day!”では会場に壮大なハンドウェーブを描き出し、“C'mon, Let's go”ではアカペラでの切れ味鋭い超絶ラップで会場を魅了し……と高まった熱気を、“KILA KILA”の《吹き飛ばせ 黒い雲 追い風 向かい風 乗りこなせば キラキラ……》の誇らしいメッセージとともに咲き誇らせてみせる。エンターテインメントの闘士だからこその貫禄に満ちたステージだった。
■7月15日
- 01.基準
- 02.ストロングスタイル
- 03.成功
- 04.ひとりじゃないのよ feat. SONOMI
- 05.NO NO NO feat. SONOMI
- 06.OH YEAH
- 07.Have a nice day!
- 08.C'mon, Let's go
- 09.KILA KILA
- ASIAN KUNG-FU
GENERATION [JP] - Chara [JP]
- Dr.DOWNER [JP]
- FEEDER [UK]
- FOUNTAINS OF WAYNE [US]
- KREVA [JP]
- MATES OF STATE [US]
- MOTION CITY
SOUNDTRACK [US] - SUEDE [UK]
- SPACE COWBOY [UK]
- the HIATUS [JP]
- 片平 里菜 [JP]
- ストレイテナー [JP]
- チャットモンチー [JP]
- 秦 基博 [JP]
- 10-FEET [JP]
- 80KIDZ (LIVE SET) [JP]
- GUESTReALM 7/15
- GUESTReALM 7/16